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  • 2011.03.22 Tuesday
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「雁」 森鴎外

 「雁」 森鴎外 著

 高利貸の妾となった「お玉」が窓の外を毎日通る「岡田」という学生に想いを寄せる。ある時、旦那が遠くに仕事に出かけることになりお玉は心を昂らせる。しかし、運悪く岡田はこの日だけ物語の語り部と一緒に散歩に出かけ、お玉は岡田に声をかけられない。語り部と岡田は途中、他の友人と出会い、雁を狩って三人で持ち運ぶ。お玉は家の外で岡田を待ち続けていたが三人を見て結局岡田に声をかけることができない。

というお話。

親元から離れ、妾となって初めて女性としての自我に目覚める感じがなんだかエロスを感じさせる。

「クローズドノート」 雫井脩介

 「クローズドノート」 雫井脩介  著



どうも相性が合わない最近の作品。
……!!!!!
大切な一冊です。


「疾走」 重松清

 「疾走」 重松清 著


にんげんを描いた作品
孤高
まさに疾走


「ノルウェイの森」 村上春樹

 「ノルウェイの森」 村上春樹 著

1Q84の第3巻が発売となりノーベル賞ももらえるんじゃないかという村上春樹。1987年刊行の作品。2010年12月映画化も決定している。

ワタナベ … 大学生。この物語の主人公。
直子 … ワタナベが想いを寄せる女性。
キズキ … ワタナベの親友。直子の元彼氏。17歳のときに事故死。
緑 … ワタナベのことが好きな少し変わった女性。
レイコ … 直子と同じ施設にいる音楽が好きな女性。
永沢 … ワタナベと同じ寮に住む年上の男性。頭がよく強い男。
ハツミ … 永沢の彼女。

直子を想うワタナベの恋愛小説。精神的に不安定で施設に暮らす直子を一途に思うワタナベ。

ただ、一途とは精神的な問題で、肉体的には一途なわけではない。先輩の永沢に誘われ街で女をひっかけ一夜を過ごしたり、行きずりの名前も知らない女の子と寝たり。普通の20歳の男だ。

彼は直子のことを考え、苦悩するわけだ。緑という自分に気のある女が現れてもなんだか煮え切らない態度で緑を怒らせたりする。

色々な人との出会いや色々な出来事から自分という人間を理解し成長していく。

好みは分かれると思う。どこかの批評に書いてあったが村上春樹調"しゃれた"文なので重い内容なのに爽やかな印象もある。が、性的な描写が多く(ほんとに多い!)そういう小説が嫌いな人は不快な気持ちになるだろう。




読まなければよかった
100年後も読み継がれるだろう作品
どこまでも読んでいたくなる小説


「I'm sorry,mama.」 桐野夏生

 「I'm sorry,mama.」 桐野夏生

狂気の中年女性を描く問題作。(自分的には)

孤児院で育った稔と教師だった美佐江夫婦の話から物語は始まる。結婚20周年記念で訪れた焼き肉店で2人は同じ孤児院にいた松本アイ子に再開する。アイ子との再会を喜んだ美佐江だが、その夜、稔とともにアイ子に殺されてしまう。

娼婦の館で育ったアイ子を中心としてストーリーは進む。親の愛も知らず屈折した心を持ち自分のカラダを武器に悪事を平然とこなしていく。読んでいるこちらも身震いする。

あとがきにもあったが、毒入りカレー事件の犯人など女性が引き起こした残忍な犯罪が近年目立ったことがこの小説を書かせたのだろうか?

桐野夏生はコワイと思った。正直まともな思考でこの小説は書けない、と思うほど狂気に満ちている。そんなアイ子にも母を想う気持ちがあるというのは狂気の中の少しの光なのだろう。

自分的には以前読んだ道尾秀介の「向日葵の咲かない夏」に近いもの感じながらページを進めた。


痛快な物語
エグい!!
ジェットコースター・ピカレスク


「女子大生会計士の事件簿」 山田真哉

「女子大生会計士の事件簿」 山田真哉

数年前ヒットした「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」の著者、山田真哉氏の会計士入門小説。「さおだけ〜」と同じように会計に興味を持ってほしいという作者の思いがよく伝わる。もしかしてオレも会計士になれるんじゃないか?と間違いさせてくる(笑)

本書はやり手の女子会計士萌実と会計士1年目の29歳柿本(カッキ―)が会計監査の際に様々な問題に出くわし解決してくという5つの短編。

本書で著者も書いている通り、小説というより入門書的に意味あいが強い。小説的なドラマチックな展開はない。

本書は「ナニワ金融道」や「カバチタレ」のように、業種名は知っているけど普段の仕事内容はなにやってるの?という業種を、一般ピーポーのオイラにもわかりやすく、親しみやすく教えてくれる作品ですね。

よし!ワイも会計士を目指すで!あれ、確か「さおだけ〜」を読んだ時もそう思ったっけ…。



素直に面白い!
気晴らしに監査
テレビドラマみたいです。


「東京物語」 奥田英朗

 「東京物語」 奥田英朗 著

田舎から東京へ出てきた青年の、作者の自伝的な物語。


精神的なモラトリアム
器用貧乏
「社会人」になるまで。


「六番目の小夜子」 恩田陸

 「六番目の小夜子」 恩田陸 著

学校に伝わるサヨコの伝説。
真実とは
たくさんの引き出し
雰囲気は良し


「最悪」  奥田英朗

 「最悪」  奥田英朗 著


要領の悪い人
ジャンル不問のエンタテインメント小説
加速、加速


「パーフェクトブルー」  宮部みゆき

 「パーフェクトブルー」  宮部みゆき 著


さわやかさを失わない青春小説
人を思う気持ち・・・
スポーツ選手とミステリー


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